銀行担当者と会い、ふと、いくつか重要なことを思い出しました。
銀行と取引を始める手段、融資を受けるに当たっての条件、取引後の付き合いなどなど。
それらについて少し触れてみたいと思います。
銀行の担当者交代で思い出しました
銀行の担当者交代
昨日、スマホに電話があり、画面に融資していただいている銀行名が表示されました。
「この時期に何だろう?」と思って電話に出たところ、
見知らぬ声とお名前で、「担当が変わりました」ということでした。
銀行と融資取引をすると必ず担当者が決まり、担当者はその後の状況を管理するとともに、追加融資の相談などの窓口になります。
関東圏の大手地方銀行ですが、こちらの銀行とは4年前にアパートを購入した時に不動産仲介会社の紹介で融資をしていただき取引がスタートしました。
私の居住地とは違う場所の地方銀行ですが、勤務先の近くに支店があります。
今回のご担当の方は、取引4年目にして早くも最初の方から3人目になります。
銀行は転勤が多くて大変だなあと改めて思いました。
取引がアパートローン1件だけということもあり、前任の方とは1年前に3年間の固定金利期間終了時の契約更新でお会いしただけでした。
というのも、最初のお取引の後に次の物件を相談したところ、1年程度運営状況を見てからになりますというお話と、融資取引とは別に投資信託購入、年金型の生命保険、子会社のクレジットカードなどの個人取引の提案が立て続けにあり、「ちょっと深入りしない方がいいかも」と思った経緯があります。
ただ、私としても大手の地方銀行ともっと取引を拡大したいと思っていたので、いくつか融資以外の取引は開始させていただきました。
自分の中では年会費は融資手数料のようなものと考え、ほとんど使う機会はありませんがこちらの銀行系のクレジットカードも持っています。
担当の方の顔も立つと思いますし、個人取引があるということで次のステップに進みやすいと思いますので、他の銀行でもできるだけ頼まれたことはご協力するようにしています。
銀行との取引は紹介で
さて、銀行との融資取引ですが、こちらの銀行のように不動産仲介会社などいずれかからの紹介の方が取引に発展しやすいです。
セミナーなどで知り合った大家さんの紹介で取引ができた銀行もあります!
飛び込み(といっても事前に電話でアポイントはとります)でご相談した銀行もありますが、結果的に今の取引銀行は1行を除いて紹介によるものです。
全て相手の銀行の方も多少は安心感があると思います。
皆さんも不動産購入にあたってローンを検討する際は、
不動産仲介会社の紹介先をまずは候補として検討するのがいいかと思います。
地元の地銀、信金あるいは勤務先の近くの銀行なども、
居住地や勤務先を把握しやすく、取引開始のハードルは下がります。
私も紹介以外で融資取引がある残りの1行は正に地元の信用金庫で、地区を回っていた(ポストに名刺が入っていた)ご担当の方に連絡し、融資取引に発展しました。
ここ最近は、金融機関が不動産仲介業者を審査し厳選している傾向がありますので、銀行を紹介できる仲介会社はある程度信用力がある会社と考えてもいいかもしれません。
仲介会社とお話される際は銀行の紹介は可能かどうかということを聞いてみると、その会社の実力、銀行からの評価も分かっていいと思いますので確認してみて下さい。
銀行出入り禁止をくらってしまった会社も相当数あると聞いています。
万一、「融資はご自分で預金取引のある銀行に相談して下さい」と言われたら要注意です。
金利が低い銀行
さて、冒頭の担当者交代のあった銀行。
私がお借りしている中では、取引時期が比較的新しく、不動産融資に積極的だった時期でもあったことから、金利が一番低いです。
3年固定で1%台前半の金利水準。
昨年の3年目の更新時には基準金利からさらに少し金利を下げていただけました。
やはり金利は低い順に都市銀行、地方銀行、信用金庫、ノンバンクという順と考えていいと思います。
都市銀行ともお取引があるのですが、こちらは取引時に10年固定金利を選んでしまったので、ちょっと高いです。当時は金利が底と読んだのですが、そのあとさらに下がり、上がる気配がないので結果的に読み誤りました。
しかし、金利変動リスクの分散という観点からは選択肢としては有りだったのかなとも思います。
金利が低いだけではダメ。ポイントは?
金利が低くありがたいこちらの銀行なのですが、1点難点は融資期間が22年(新築木造アパート)と短く、期間延長の融通がきかないこと。
これがどうして難点なのか、次回コメントしたいと思います。